会長挨拶

ごあいさつ

日本医学物理学会会長 金井達明

 2009年度は、私が会長の職を務めさせていただいてから3年目の年になり最終年度となります。当初の目標の第1に、「会員へのサービスの向上」をあげました。この目標の基盤整備として、学会事務の外部委託を行ってきました。これにより、ホームページのリニューアル、会務一般の電子化等が実現され、従来の家族的な運営法からより透明性の高い組織運営が可能となってきました。さらに、学会の法人化を目指し、より社会的に認知されやすい組織にしていきたいと思っています。
 学会長に就いた当初「学会という学術団体の第1の重要な使命は、研究を行っている会員の発表の場を確保することであり、学術大会の開催と学術雑誌の刊行は学術団体が行わなければならない仕事であります。」と述べさせていただきました。研究の質を高め、さらに医学物理研究者のすそ野を拡大させていく努力を常に行っていく必要があります。来年の秋には100回大会を迎え、医学物理学会50年の歴史を振り返りながらの記念大会としたいと考えています。100回大会後の学術大会の在り方については、日韓合同学術大会も含めて秋の大会をたとえば討論や教育的配慮を前面に出したものにするなど改革に向けて議論をしていく必要があるのではないかと考えています。会員の方から是非忌憚のないご意見をお寄せいただき、より良い学会活動に役に立てていきたいと思っております。
 また、就任当初「医学物理士に対する社会的なニーズに答えるためのさまざまの障害を整理し、問題点を解決するための社会的行動も今日では学会に期待されているように思われます。」と書きました。現在では、病院で働き、個々の患者に責任をもつ医学物理士が必要であるという社会的な合意が形成されつつあると感じています。この次は、社会の期待に応えられる医学物理士を輩出するためのシステムづくりや何をどのように教育して理想とする医学物理士を育てるかということに対し、当学会が中心となって答えを出し実践していくことが求められているように思います。できるだけ早期に学会としての考え方を表明できるようにしていきたいと考えています。

 残りの1年の間に、上記問題を中心に取り組んでいき、いくらかでも前進できるように頑張っていきたいと思います。引き続き、会員諸兄のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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